本編

【本編19】片麻痺のリハビリにおける治療の”基本方針”のまとめ

 混同しがちな概念は分けて、関係性を理解する 【本編16~18】の中で、片麻痺のリハビリにおける治療の”基本方針”を書いてきました。  【本編16】機能と能力の関係(片麻痺治療の基本方針①)   【本編17】上下肢と体幹の関係(片...
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【本編18の補足④】姿勢制御(=定位)について:バランス反応

 姿勢制御とは、重心を支持基底面に入れること  【本編18】において、無意識的に起こる運動は、姿勢制御(=姿勢を保つ、バランスをとる)だということを書きました。  【本編18】運動学習:意識的な学習と無意識的な学習(片麻痺治療の基本...
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【本編18の補足③】運動学習の”量”の必要性:ヘブ則(Hebb’s rule)

 ヘブ則(Hebb’s rule)とは?  【本編18】では、学習には、課題の適切な難易度という意味での”質”と、課題を回数こなすという意味での”量”が大切だという話をしました。  【本編18】運動学習:意識的な学習と無意識的な学習...
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【本編18の補足②】片麻痺の運動学習のための難易度設定:具体例

 課題は、”易しいから難しいへ”  【本編18】の運動学習において、”学習するためには、適切な難易度を段階的に進めていく”必要があると書きました。  【本編18】運動学習:意識的な学習と無意識的な学習(片麻痺治療の基本方針③)  ...
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【本編18の補足①】片麻痺の運動学習とモチベーション(動機付け)

 モチベーションは学習の大前提  前回、運動学習とは、”意識的に”行うものであり、その課題は”適切な難易度”を設定する必要があり、”回数を重ねていく”必要があると書きました。  【本編18】運動学習:意識的な学習と無意識的な学習(片...
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【本編18】運動学習:意識的な学習と無意識的な学習(片麻痺治療の基本方針③)

   運動学習とは意識的なもの  学習は、当然、意識して行った結果によって起こるものです。リハビリだけでなく、一般的な事柄に関しても、それは当てはまります。ある課題に対して、繰り返し練習することによって、その課題をスムーズに行えるよ...
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【本編17の補足②】痙性とは何か?錐体路障害で起こることは何か?

 痙性とは?  痙性はネガティブなものなので、リハビリにて治療しなければならないと前回の【本編17の補足】で書きました。  【本編17の補足】痙性をどう考えるか:ネガティブか、ポジティブか  では、痙性とは何か?ということも確認し...
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【本編17の補足】痙性をどう考えるか:ネガティブか、ポジティブか

   痙性は、ネガティブか、ポジティブか  前回、【本編17】上下肢と体幹の関係(片麻痺治療の基本方針②)の中で、上下肢と体幹を分けて考える必要があるという話をしました。  【本編17】上下肢と体幹の関係(片麻痺治療の基本方針②)...
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【本編17】上下肢と体幹の関係(片麻痺治療の基本方針②)

 上下肢と体幹は分けて考える  【本編16】では、機能と能力を分けて考え、機能向上によって能力を上げていく必要があるということを説明しました。ここでいう機能とは”麻痺側の身体の機能”、つまり、”麻痺側の上肢・下肢・体幹の3つの機能”の...
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【本編16の補足】片麻痺の回復:自然回復と学習による回復

 機能訓練とは、麻痺側の機能訓練をすること  前回の【本編16】の機能と能力の関係(片麻痺治療の基本方針①)において、機能訓練をするべきだと書きました。ここでいう機能訓練とは、麻痺側の機能訓練のことです。麻痺側の体幹、上肢、下肢の機能...